セトエゴマ  (シソ科 シソ属) Perilla setoyensis


2011.10.17 広島県神石高原町

国内ではシソ科シソ属は栽培種のシソとエゴマがあるほか自生種ではレモンエゴマトラノオジソが知られている。そして西日本にはこのセトエゴマがあることは植物ファンなら誰でも一度は見たい植物として有名だ。
セトエゴマはその名の通り、瀬戸内海にそそぐ水系流域に自生するシソ属でこの場所も帝釈川〜成羽川〜高梁川とつながる流れのひとつだ。西日本といっても九州では未発見。


花は白色、これはセトエゴマのみの特徴。おしべの葯は白色〜褐色。がくには毛がある。


高さ50cm〜1m、秋には大型であることに気づく。セトエゴマは2回以上分枝しない。頂芽の1花穂あたりの花の数は75くらいあった。(定説には80〜100)、
大型のナギナタコウジュ風の花穂。葉の香りはナギナタコウジュやレモンエゴマにははるかに劣るがシソらしい香り。


葉の裏、茎や葉茎には伏毛、栽培種のシソではちりめん状の葉となるので区別できる。葉の付け根は鋸歯が無い。


茎の毛はレモンエゴマに似て短く、まとわりつくような感じ。

以下は2011.10.27 同場所にて実の様子を撮影


葉の上に置いて近接撮影してみた。これには3つ種子が入っていた。4つもある。


種子(直径1.0mm)の色は黒いみたいだが、白い紙の上で触ると「紫色」であることに気づく。

がくの奥に黒紫色の種子がおさまっている。

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